13機種の電圧/電流をチェッカーで測ってみた!モバイルバッテリーやUSB充電器の種類で結構違います!
この記事で、デジカメのバッテリー充電速度を測りました。
試していると、ある特定のモバイルバッテリーだけ、充電がやけに遅い。
充電速度を調べるには実際の電圧/電流を測るのが良さそう、というわけで、USB電圧/電流チェッカーを買ってみました。
せっかくなので、いろんなモノで測ってみましたよ。
チェッカーで測る!
今回購入したのは、ルートアール社の「USB簡易電圧・電流チェッカー」です。
こんな商品があったんですね。
このチェッカーを「USB電源とUSBデバイスの間」に取り付けることで、電圧と電流、そして積算電流(mAh)を確認できます。
積算電流値(mAh)が見れるのは便利。
ベンチマーク好きにはたまりません。
早速、モバイルバッテリー6種類、USB充電器7種類、計13種類の電圧/電流を測っていきますよ。
測定その1「ソニーのミラーレスカメラ α5100」の場合
まずは、デジカメのバッテリーへの充電です。
- Anker ASTRO E1(5,200mAh)
・電圧/電流:5.06V/1.43A(2.4A)※カッコ内はカタログの最大値
・この記事で購入したモバイルバッテリー。
・コンパクトですが、容量は5,200mAhと十分。
- Anker PowerCore 10400(10,400mAh)
・電圧/電流:5.15V/1.43A(2.4A)
・この記事で購入したモバイルバッテリー。
・容量はE1の2倍。サイズと容量のバランスが良いです。
- Anker PowerCore 20100(20,100mAh)
・電圧/電流:5.09V/0.48A(2.4A)
・この記事で購入したモバイルバッテリー。
・容量はE1の4倍と大容量!重さは350mlのペットボトルくらいありますが。
・他のAnker製品と比べ、1/3の電流値で充電速度も遅い。メーカーに問い合わせ中。後述してますが、iPhone6へ充電すると他のAnkerバッテリーと同じ電流値。なぜだろう。。。個体差?組み合わせ?
[10/14追記]
Ankerのサポートによると、「個体ベースの相性問題」とのこと。残念です。
- cheero Power Plus(10,000mAh)
・電圧/電流:4.97V/0.87A(1.0Aポート)
4.97V/1.43A(2.1Aポート)
・この記事で購入したモバイルバッテリー。
・現在は3世代目のcheero Power Plus 3が出てますね。容量も13,400mAhにアップ。ダンボーバージョンもあります。
- SANYO KBC-L54D (5400mAh)
・電圧/電流:4.84V/0.87A(1.5A)
・この記事で購入したモバイルバッテリー。
・今は売っていません。SANYO時代の製品ですし。E1購入までは毎日持ち歩いてました。
- Energizer XP4000(4,000mAh)
・電圧/電流:4.86V/0.87A(1.5A)
・一番最初に買ったモバイルバッテリー。いろんな機器に充電できるように変換コネクタが大量に付いてました。
- Anker 71AN10W-BA
・電圧/電流:5.04V/1.43A(2A)
・この記事で購入したUSB充電器。
・小さいので毎日カバンに入れてます。コンセント部分も折り畳み可能。
- Anker 71AN7105SS-BJA
・電圧/電流:5.12V/1.43A(2.4A)
・この記事で購入したUSB充電器。
・5ポートあるので、旅行や出張でデバイスが複数台あっても大丈夫。
- プロテック PD-4BK
・電圧/電流:5.07V/0.86A(4ポート合計2A)
・以前使ってた旅行用のUSB充電器。
・4ポートあり、コンセントも折り畳みできて便利でした。1ポートでは1A相当ですが、合計で2Aは今となってはちょっと少ない。
- 日本トラストテクノロジー USBACMICROBK
・電圧/電流:5.03V/0.49A(0.5A)
・一番最初に購入したUSB充電器。
・とても小さく、コンセントが収納できるので毎日持ち運んでました。
- ソニー α5100の純正USB充電器
・電圧/電流:4.89V/0.48A(0.5A)
・標準で付いていたUSB充電器です。正直なところ、出力電流が低すぎる!バッテリーチャージャーを購入すれば良いとはいえ、やはり標準品で高速に充電したいところ。できれば2.4A、せめて1.5Aは欲しかった。
- 自作パソコンのUSBコネクタ(ASUSTek P8H77-V)
・電圧/電流:5.03V/0.48A(0.5A)
・少し前のマザーボードですので出力電流が低めです。最近のメーカー製PCやノートパソコンでは、高速充電に対応したUSBポートがありますね。
この記事で実測したところ、AnkerのASTRO E1やPowerCore 10400の場合、
80分(1時間20分)でバッテリー充電できました。
電流値は「1.43A」でしたので、これが充電時間の一つの目安になると思われます。
実効値でこれだけ出力されていれば、充電が速いといえるでしょう。
ちなみに、バッテリーのカタログ値では「最大2.4A」とありましたが、
実効値としては 60%くらいのようです。
他のモバイルバッテリーでも、だいたい同じ60%なので、
そういうモノだと思われます。
測定その2「appleのiPhone6」の場合
次の充電機器は、iPhone6です。
毎日使うものだけに、いざという時の充電は速い方がありがたい。
やはりAnker製のモバイルバッテリーやUSB充電器が優秀でした。
- Anker ASTRO E1
・電圧/電流:5.12V/1.08A
- Anker PowerCore 10400
・電圧/電流:5.13V/1.09A
- Anker PowerCore 20100
・電圧/電流:5.13V/1.10A
・デジカメ(α5100)では1/3の出力でしたが、こちらは他のAnker製バッテリーと同じ出力電流になってます。どうしてでしょうか。。。
- cheero Power Plus
・電圧/電流:4.95V/0.95A(1.0Aポート)
5.00V/1.08A(2.1Aポート)
・2.1Aポートでの出力が低めのように見えますが、iPhone6側の充電上限が1A強だからなんでしょうか。
- SANYO KBC-L54D (5400mAh)
・電圧/電流:4.86V/0.83A
- Energizer XP4000
・電圧/電流:4.87V/0.84A
- Anker 71AN10W-BA
・電圧/電流:5.10V/1.11A
- Anker 71AN7105SS-BJA
・電圧/電流:5.16V/1.10A
- 日本トラストテクノロジー USBACMICROBK
・電圧/電流:5.04V/0.45A
- プロテック PD-4BK
・電圧/電流:5.07V/0.95A
- ソニー α5100の純正USB充電器
・電圧/電流:4.83V/0.75A
- 自作パソコンのUSBコネクタ(ASUSTek P8H77-V)
・電圧/電流:5.03V/0.46A
- iPhone純正のUSB充電器
・電圧/電流:5.04V/0.95A
Anker製の場合、1.10Aで充電できそうです。
とはいえ他の製品でも1A弱ですので、大きな差は無いようです。
実測してみて思った事
■α5100への充電
やはりAnker製品(1.43A)の性能が良かった。
モバイルバッテリーでもUSB充電器でも、同じ性能を引き出しています。
昔のバッテリーでも最低0.87A~1.43Aと頑張ってます。
低さが目立ったのは、一昔前のUSB充電器。
USB2.0の規格通りとはいえ、0.49Aは今となっては厳しいですね。
新しいはずの「α5100の純正USB充電器」が0.48Aなのはとても残念。
■iPhone6への充電
ここでもAnker製品(1.08~1.10A)が健闘しています。
他の製品でも0.83~0.95Aなので、2~3割の性能差しかありません。
実際にはそんなに気にしなくても良いのかも。
一昔前のUSB充電器もデジカメと同じく、0.45Aと低い場合があります。
iPhone純正の充電器が0.95Aなので、少なくともこちらを使いましょう。
まとめ
USBの電圧/電流チェッカーで、モバイルバッテリーやUSB充電器を測ってみました。
結果が数値で見れるのは楽しい!
デジカメのα5100やiPhone6で試してみましたが、最近の製品は性能が高いことが分かりました!
また今後、新しい製品を買った時は測ってみたいですね。
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