BlenderとUnityで作ったものをVR(Meta Quest/Oculus Link)で動かします

ブログの女の子を作る #23 ボーン入れとウェイト設定3【Blender,Unity】

 
前回の記事でも、ボーン入れとウェイト設定をやりました。
 
かなり時間がかかってますが、少しずつ改善してる気がします。特に、「余分なメッシュを消す」と「補助ボーンを入れる」のは効果があったと思いますよ。
 
今回はずっと気になってた「股関節」を修正していきます。そして、あとは細かな修正して完了です!長かった。。。



参考にさせて頂いたサイト

今回のモデリングで参考にさせて頂いたサイトです。
 
  1. 「ウワン」様の動画
    補助ボーンを入れる位置が分かりやすく、大変参考になりました。
ありがとうございました!
 

(1) 股関節に補助ボーンを入れる

補助ボーンはとても便利ですが、入れる位置がとても大事です。前回の記事でもありましたが、変なところに入れてしまうと、曲げた時にかなりおかしくなってしまいます。
 
ここでは、ウワン様の動画を参考にさせて頂きつつ、追加の補助ボーンを入れていきます。
 

現状を確認する

いまのウェイトペイント状態です。
手動で塗ってます。
 
曲げた時の形が微妙で困ってました。
 
お尻の形がかなりいびつになってますね。
なんとかしたい。
 

上半身のボーンを修正する

Chest」ボーンを2つに分割していきます。
 
ボーンを選択して、「細分化」を実行すると良いですね。
 
名前は「UpperChest」にしておきます。
ボーンが一つ増えることで、体を動かしやすくなるのかも知れません。
 

下半身のボーンを修正する

次は「下半身」です。
 
腰から出ていた2本のボーン「Hips_L」と「Hips_R」を削除します。
 
これで滑らかに動いてくれると良いのですが。
 
脇腹に向かって、補助ボーンを2本入れていきます。
 
ボーンの方向を変えて、体の正面を向くようにしておきます。
これで脇腹付近にウェイトが付くので、ねじれに強くなりそう。
 
股間周りの補助ボーンはこんな感じです。
動画をじっくり見て、ほぼ同じ位置に入れました。
 
・股下に向かって補助ボーンを入れる
・前の腰骨付近から、お尻に向かって補助ボーンを入れる
のがポイントっぽいですよ。
 

動かしてみるとかなり良くなった!

自動のウェイトで」を選択し、ウェイトをつけてみます。
もちろん手動でのペイント塗りは無しです。
 
まず、上半身は良い感じに曲がってくれました。
 
そして、下半身も以前より良い感じに!
お尻もギザギザでなく、ふっくらした感じに。
 
足を広げた時も、固めですがなんとか形を保ってます。
 
 
自然な感じになった気がする!
 

更に補助ボーンを追加してみた

少し気になるのが、股下の真ん中部分
極端な凹みが気になります。
 
もう少し平坦にしたいので、動画にはありませんでしたが、更に補助ボーンを1本追加してみました。
 
平坦になりました!
 
後ろからみたお尻も、丸みがある感じになってくれました。
 

足を広げ過ぎると破綻する

もう少し動作確認しておきましょう。
 
足を左右に広げていきます。
 
この角度までは大丈夫。
 
ですが、この状態で「足を前に移動する」とやや違和感が出てしまいました。
とはいえ、この角度にすることはあまり無いと思いますので、気にしないでおきます。
 

パンツを付けて調整する

最後はパンツを付けて調整です。
 
足を左右に開いてみると、パンツへのめり込みは意外に少ない。微調整で済みそうです。
今回入れた補助ボーンの場合、腰から股下までをある程度固定してしまうので、パンツへの影響が少ないのでしょう。
 
パンツが破綻しにくい代わりに、足を曲げた時に太ももがパンツにめり込んでしまいました。
気にはなりますが、太ももの形に合わせてパンツを変形させるのはかなり大変そう。。。
 
お尻部分も隙間があったりしますが、なんとか許容範囲ということで。
以前より改善したのは間違いないので、これで次に進みましょう。
 


(2) 靴下と手を調整

あとは細かな調整をやっていきます。
 

靴下の裏面を消す

つま先を下げてみると、靴下の前部分が盛り上がってました。
ワイシャツの時と同じ、「裏面が悪さをしている」パターンですね。
 
さっくり消していきます。
 
表面だけだと薄っぺらさを感じてしまうので、フチだけは残しておきます。
 
変な盛り上がりが無くなりました。
 

手に補助ボーンを入れる

ここも動画を参考にさせて頂きました。
 
そのまま指を曲げると、手の甲が盛り上がります。
 
ここにも補助ボーンを入れておきましょう。
 
盛り上がりが無くなりましたね。
 

(3) 動作確認してみる

これで一通りのボーン修正ができました!
 
いろいろ動かして、動作確認しておきます。
 

ワイシャツ状態で確認

補助ボーンがだいぶん増えましたね。
 
首を回してみる。
まゆ毛や髪の毛も大丈夫。
 
いかつい肩も柔らか目に。
 
腕を前にした時、関節周りが痩せた感じになりますが、これくらいなら良いでしょう。
 
太ももと膝。
こちらの関節も痩せ気味ですね。また修正してみましょう。
 
お尻もなんとか丸い。
 

服を着せて確認してみる

体をひねっても、
 
大丈夫ですね。
 
神に祈りを!
神に祈りを!
本好きの下剋上。アニメ二期も面白い。
 


(4) Unityで動作確認してみる

最後に、Unity上でどう見えるか確認します。
 

Unityにインポートする

FBXファイルにエクスポートして、Unityにインポートします。
 
立って腕を下した姿です。
ぱっと見た感じでは、はみ出してないですね?
 
走ってみます。
まだマギカクロス入れてないのでスカートは突き抜けますが、ワイシャツや靴などは良い感じに追随してくれてます。
 
体をひねっても大丈夫。
この辺りはBlenderで確認済みですので安心です。
 
キックもできます。
 
一番最初にインポートした時と比べて見ると、かなり良くなったと思います。
 

まとめ 

ボーン入れとウェイト設定が終わりました!
 
試行錯誤の連続だったので、かなり時間がかかりました。今回は、動画の補助ボーンのおかげでなんとかなった感じですね。
 
次は「Unityのシェーダー変更」します。いまのシェーダーはアウトラインが無いので、見た目がハッキリしないというか存在感が薄かったんですよね。
 
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