BlenderとUnityで作ったものをVR(Meta Quest/Oculus Link)で動かします

ブログの女の子を作る #87 シェイプキーで「ウィンク」と「困った顔」を作る【Blender】

 
前回は「まばたき」を作りました。
 
今回はまばたきを流用して「ウィンク」を作り、眉を下げて「困った顔」も作ってみます。
少しずつ表情が増えてきましたよ。



開発環境

・Blender 2.90.1
・グラボ:ASUS ROG-STRIX-RTX2060S-O8G-GAMING
 

(1) ウィンクを作る

前回の記事で「左目閉じる」という名前のシェイプキーを作りました。
これをウィンク用にコピーして、修正していきます。
 

シェイプキー「左目閉じる」をコピー

左目を閉じる」シェイプキーを選択し、値が 1.000 になっているのを確認したら「新シェイプをミックスから作成(New Shape From Mix)」を実行します。
 
新しくできたシェイプキーの名前は「左目ウィンク」とかに変更しておきます。
 
これで下準備ができました。
 

ウィンクの形を作る

ウィンクの場合は「にこやかな顔」になりますので、目を閉じた時の形を上向きに変えていきます。
 
真ん中辺りを上に持ち上げるように。
 
これでにこやかになりました。
 

まつげも修正する

目の形に合わせてまつ毛も修正していきます。
 
プロポーショナル編集を使うと楽ですね。
 
まつ毛も修正できました。
 

右目も修正する

左目ができたのでこれを右目にコピーすれば良いのですが、
 
前回の記事で書いたように頂点が左右対称になっていないので、シェイプキーをミラー反転したあとで地道に修正していきます。
 
修正する頂点数が少ないのが救いです。。
 
修正できました!
 

ウィンクできた!

無事にウィンクできました。
 
目の形を変えただけですが、笑っているように見えますね。
 
両目をつぶるとこんな感じになりました。
問題なさそうですね。
 

別のシェイプキーと組み合わせる

シェイプキーは複数組み合わせることができますので、これまでに作った表情と組み合わせてみます。
 
「い」の表情です。はにかんでるようにも見えますね。
 
「う」の表情です。
こんな感じで組み合わせると、いろんな表情が作れそうですよ。
 


(2) 困った顔を作る

今度は困った系の顔を作っていきます。
 

眉を下げれば困った顔に見える

イラストや他の方が作ったシェイプキーなどを参考にしていると、眉を下げれば困った顔に見えるようです。早速試してみましょう。
 
眉の位置を下げてみます。
 
困ってます!
 
髪の毛がある状態でも、しっかり困った顔に見えました。
「眉は口ほどにものを言う」と言いますが、あれには眉も入っているでしょうね。
 

困った顔1「口を開ける」

眉を下げた状態で口付近のシェイプキーを作っていきます。
 
「え」のシェイプキーの値を 0.7 あたりにした状態で、新たなシェイプキーを作ります。
 
口を少しだけ開けた感じになりました。
 
この状態で口の端を下げると、
 
やや困った顔に見えます。
「あ、、、」という感じでしょうか。
 

困った顔2「口角を下げる」

次は、口を閉じた状態で困った顔を作ります。
 
口の中央あたりを少し上に上げて、
 
口角を下げます。
 
やや角ばって見えるので「頂点をスムーズに」をかけておきましょう。
 
困った顔、というより不満がありそうな顔ができました。
「うーん、、、」という感じです。
 

困った顔3「下唇を噛む」

最後の表情は、口の線をほぼまっすぐにした状態で、唇を少し噛んだ感じにしてみます。
 
なんとも言えない表情ができました。
困った顔、というよりは少し恥ずかしい感じの顔ですね。
 

まとめ 

シェイプキーを使って、ウィンクと困った顔を3つ作ってみました。
 
口の形を少し変えるだけで、まったく違った表情に見えるのは面白いですね。
 
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