BlenderとUnityで作ったものをVR(Oculus  Quest/Oculus Link)で動かします

VRで焚き火する #8 炎アセット「Ignis」で焚き火に火をつけてみる【Unity】

 
前回の記事では、焚き火用の薪と石を配置しました。ついでに寝袋もテント内に置きましたね。
 
今回は、焚き火に火をつけてみます。
アセットは「Ignis – Interactive Fire」を使いました。かなり良いアセットですよ。



開発環境

・Unity 2020.3.10f1(High Definition RP 10.5.0)
・グラボ:ASUS ROG-STRIX-RTX2060S-O8G-GAMING
・Oculus Quest 2(Oculus Link利用)
 

(1) 「Ignis – Interactive Fire」アセットをインストールする

実は、1年ほど前にVRで焚き火をやってみたくて、「Standard Assets (for Unity 2018.4)」に入っていた ParticleSystems で試したことがあります。いろいろ試してみたのですが、PC上ではOKっぽくてもVR内で上から見ると炎に厚みが無かったりして、いまいちリアルさに欠けていたのでした。
 

アセットをインストールする

何か良いのはないかとアセットストアで見つけたのが「Ignis – Interactive Fire」です。
 
早速インストールしてみます。
 
ヘルプは、アセット付属の「User_Instructions.pdf」か以下のサイトを見るのが良いですね。
 
ヘルプに書いてあるように、Visual Effects Graph のインストールが必要です。
 
調べてみると、現在のUnityプロジェクトでは、10.5.0 が使われていました。
ヘルプではは「Unity 2020.2.0 (Visual effects 10.+)」と書いてあるので問題無さそうです。
 

サンプルシーンを試す

HDRP用のサンプルシーンを実行してみます。
「/OAVA-Flame/Scenes/HDRP_SampleScene」ですね。
 
地面のオイルに火が次々と燃え移り、水っぽいもので消えていくデモです。
炎の色も変更できるようですね。
 
なかなか良い燃え加減。
 
期待できそうです。
 


(2) 薪オブジェクトにIgnisを設定する

燃える薪を作っていきます。
まずは、1本だけで試してみましょう。
 

Ignisを設定する

設定したいオブジェクトを右クリックして、「OAVA-Convert -> Flammable Object」を選択します。
 
チェックが入っていることを確認して、「Convert!」をクリックします。
オブジェクトに設定しているマテリアルが Ignis用 に変換されるようですね。
 
これで、薪オブジェクトに Ignis が追加されました。
 

コライダー追加とその他の設定

ヘルプを見ると「コライダーが必要」とのことなので、Box Collider を追加しておきます。
 
次に「Advanced -> Calculate flammation area from mesh」の設定値を「None → Object」に変更します。
 
最後に、「System -> Set Fire on Start」にチェックを入れます。
このチェックを入れたオブジェクトは、UnityのPlay時に自動的に火がつきます。もちろん、このチェックがついていなくても、火がついたオブジェクトを近づけると火がつきます。良く考えてありますね。
 

(3) 焚き火に火をつける

とりあえず設定できましたので、Unityを実行してみます。
 

火がついた!

Playしてみると、焚き火に火がつきました!
焚き火の音も聞こえますね。「/OAVA-Flame/Sounds/Fire-sound」ファイルが再生されてるようですので、ファイルを差し替えれば好きな焚き火音で再生できるかも。
 
一定時間が経つと火が消えて、薪が炭のようになってました。
火がつくだけでなく、燃えている間や燃えた後で薪の見た目が変わるのも素晴らしい。見た目の変化は必要だと思ってましたので、実装せずに済みましたよ。
 

全ての薪に設定する

問題なさそうですので、残りの薪にも同じ設定をやっておきます。
Hierarchyでオブジェクトを複数選択しておけば、設定も楽ですね。
 
再度火をつけてみます。
かなり豪快に燃えてますね。炎の状態や燃え方は設定で変更できます。
 
上から見ても、ちゃんと火に厚み?がありました。
Standard Assets」では表現できていなかった部分なので、まずは一安心です。
 
火の勢いが弱まってきました。
 
良い感じですね。
 


(4) Ignisの設定を試す

ヘルプに書いてあるように、Ignisにはたくさんの設定項目があります。
ここではその設定のいくつかを試してみます。
 

炎の色を変える

Flame VFX -> Color -> Fire Color」で炎の色を変更できます。
少し赤っぽくしてみました。
 
青くするとこんな感じに。
聖なる炎的な。
 

炎の長さを変える

Flame Length で炎の長さを変更できます。
 
デフォルトの 1 の場合。
 
値を 5 にすると、かなり長くなります。
 
10 にすると火柱的な感じに。
焚き火とかではなく、ダンジョントラップの吹き出す炎とかに使えそう。
 

炎の数を変更する

Local Flame VFX Multiplier で炎の数(乗数?)を変更できます。
 
値を 10 にすると、炎が濃くなった感じになります。
Lengthは 1 です。
 
どちらも 10 にしてみると、なんかすごいことになりました。
これはアレですね。火炎魔法的なアレです。炎のうねりがかっこよい。
 

炎の大きさを変更する

最後に試すのは、Flame particle size です。炎の大きさを変更できます。
 
デフォルトの 1 はこれくらい。
 
値を小さくすると、燃え幅が小さくなります。
 
大きくするとこんな感じに。
これは大きすぎますね。標準が少し小さめくらいが良さそうです。
 

焚き火っぽい火を目指したい

まずは、こんな感じになりました。
もう少しメラメラ燃えてる感が欲しいですね。
 
設定はいつでも変更できますので、少しずつ調整していきます。
 

まとめ 

炎アセット「Ignisで、焚き火に火をつけてみました。
 
今回は一部の設定だけを試しましたが、その他にも燃える時間や煙や火花の表示、火の燃え広がる速度などいろいろ設定できるようです。もっと焚き火っぽくなるように調整できそうですよ。
 
次は、夜に焚き火をしてみます。
 
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