ブログの女の子を作る #17 UV展開【Blender】
前回の記事で「 UV展開前の下準備」をしました。
シームを付けて、試しにUV展開しつつ、以前から気になっていた「髪の毛と胸の調整」もできました。
次は「UV展開」をします。地道な作業が待ってます。
参考にさせて頂いたサイト
今回のモデリングで参考にさせて頂いたサイトです。
(1) UV展開と修正
UV展開していきます。
と言っても、UV展開自体は簡単です。「3Dビューポート」で展開したい頂点をすべて選択して、UVエディターで表示するだけ。
面倒なのはその後です。
UV展開がおかしいところを修正したり、テクスチャを描きやすいように位置を移動したり。
ここでは、修正が必要だった箇所をピックアップしてみました。
手
なぜか手がくっついて離れません。片腕を選択して「Lキー」を押すと、両腕が選択されてしまいます。
良く見てみると、1つだけシームの付け忘れがありました。
気づかなかった。。。「シームをマーク」しておきましょう。
指
手の指を選択すると、UV展開が何かおかしい。
左上の方に、小さな塊が表示されてますね。
手の中を見ると、余分な線がありました。
中を見ることはほとんど無いので、気づきにくいですね。
後頭部
UV展開の一部が飛び出してますね。
おかしな箇所が分からないので、仕方なく面を削除していくと、重複した線を見つけました。
こういう余分な線は「頂点をマージ」だけでは消えないんですよね。
線を消すと、UV展開の画像が後頭部っぽい形になってくれました。
スカート
スカートの謎のUV画像。
これも、吊り紐内の余分な線が原因でした。
ちゃんとUV展開できましたね。
リボン
リボンもおかしい。
これは単純に、シームの付け忘れでした。
モデリング作業してる最中に、ある程度シームを付けておくのが良いのかも。
靴
靴は形が複雑なので、おかしなところを探すのが大変です。
今回は、靴の内部に余分な頂点がありました。
なんとかUV展開できました。
靴の底面も同様にしていきます。
これで完了です。
ワイシャツの襟
ワイシャツのUV展開はすぐにできたのですが、
襟の折り返し部分が気になります。
いまは、2枚重ねてるだけなので仕方ないんですが、もう少しなんとかしたい。
とりあえず襟のフチを伸ばして、折り返し部分を隠してみましょう。
後ろ側も、外から見える部分だけは調整しておきます。
さっきよりはマシになりました!
ボタン
これもシーム付けが必要なんですね。。。
数が多いパーツは、繰り返し作業するので面倒ですね。
一つ目のボタンを作った時にシーム付けしておき、それをオブジェクトコピーするのが良かったですね。次はそうしよう。
髪の毛
作業前にいやな予感がしました。
もしかすると、毛束ごとにシームを付ける必要がある?
超面倒です!
もっと楽な方法があると思いますが、今回は地道にやりましょう。。。
(2) UV展開できた
やっと一通りのUV展開ができました。
かなり面倒でしたので、UV展開するまでの「面倒だったレベル」を★表示してみました。数が多いほど面倒です。
UV展開後の画像
ツインテール:★★★★★ とにかく数が多くてシーム付けが面倒。シーム付けで疲れて、毛束の上下を揃えないで放置するくらい面倒でした。
前髪:★★ 本数が少ないのでまだマシですね。
横髪:★★ 大きくて扱いやすい。
リボン:★★★ 意外と細くて曲がってるのでシーム付けしにくい。
髪飾り:★ 簡単です。
後頭部:★★ 余分な頂点で困ってましたが、問題はそこだけでした。
目:★ 丸いので楽です。
耳:★★ 小さいのでやや作業しにくい。
体:★★★ 2048×2048のサイズに収めるのにやや苦労しました。
パンツ:★ 形がシンプルなので。
ブラ:★ これもシンプルです。
下着のリボン:★★★ リボン系は小さくて面倒。
スカート:★★ サイズは大きいですが、形がシンプルなので楽です。
ボタン:★ ループ選択が使えるので楽。
ワイシャツ:★ 表面積が大きくて平なオブジェクトはUV展開しやすい。
靴下:★ 多めにシームを付けていたので楽でした。
靴:★ 靴下と同じ。
やはり、「ツインテール」と「体」が面倒でした。数が多くて小さいとシーム付けが大変ですね。。。
そして作業が終わった今になって、モディファイアーとほとんど適用していないのに気づきました。「ミラー」はまだ適用できないとしても「ソリッド化」は適用した方が良かった気がします。
裏面がUV展開されないのが気になってたんですが、「ソリッド化」を適用してないのが理由のようですね。。。
今後の作業にどう影響するか分かりませんが、まずはこの状態で作業を進めましょう。
UV画像をエクスポートする
UV展開した後は、「UV – UV配置をエクスポート」で画像ファイルとして保存しておきましょう。
ファイル名は、オブジェクト名+「uv.png」とかにしておきます。
まとめ
「UV展開」をして、UV画像ができました。
体部分は仕方ないとしても、髪の毛はもう少し楽な方法があったはず。この方法では、毛束が増えるほど作業量が増えてしまいますね。
そして、次は「テクスチャ画像を作る」予定、だったんですが、なぜか「鼻」が気になって修正し始めてしまいました。あんなに時間がかかるとは。。。
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