Excel(エクセル)の操作が楽になる方法と便利な使い方を紹介しています。

Excelだけで透過pngの画像ファイルを作成する方法

2022.06.28(投稿日:2019.09.14)

6 comments

[ この記事の内容は Office 2019/2021、Microsoft 365 でも使えます ]
 
ブログやホームページを見ていると、画像の一部が透明になった画像ファイルを良く見かけます。
 
透過画像ファイル」というものですね。
 
 
PhotoshopやGIMPなど、専用の画像ソフトを使えば簡単に作れるのですが、ソフトを購入・インストールしたり、操作方法を覚えるのに時間がかかったりします。
 
「Excelしかないけど、時間をかけずにそれなりの透過ファイルを作りたい!」という時もあると思います。
 
この記事では、画像ソフトを使わずに、Excelだけで透過pngの画像ファイルを作る方法を紹介します。
 
 

こんな透過pngが作れます

実際に、Excelだけで透過pngファイルを作ってみました。
 
Excelだけで作った透過pngファイル
Excelだけで作った透過pngファイル
Excelだけで作った透過pngファイル
キチンと透過できてますね。
 

作り方

作り方は簡単です!
 
  1. Excelで「図形(オブジェクト)や図」を使って、画像にしたいものを作ります。
    上で紹介したボタンですね。 
    図形(オブジェクト)や図
    角丸四角形を使ったので、フチが丸くなっています。
    この部分が透過されることになります。
     
  2. 左上のメニューで「ファイル – 名前を付けて保存」をクリックする。
     
  3. ファイルの種類で「Webページ (*.htm;*.html)」を選択する。
    ここがポイントです! 
    ファイルの種類で「Webページ (*.htm;*.html)」を選択する
     
  4. 上書き保存欄で「再発行(E): シート」を選択して、保存ボタンをクリックする。
    再発行を選択しておくと、シート単位で画像ファイルが作れるようになったり、あとあとの作業が楽になるのでおすすめします。 
    Excelファイルを修正 → 画像作成 の作業がしやすくなりますよ。 
    上書き保存欄
     
  5. 発行」ボタンをクリックする。
    「発行」ボタンをクリックする
 これで完成です!
 
 

画像ファイルはここにできます

Excel上では何も変わってませんが、保存したフォルダを見てみると、
  • 画像を作る.files というフォルダ
  • 画像を作る.htm というファイル
みたいなものが増えてると思います。
 
保存したフォルダ
 
 
このフォルダの中を見ると、画像ファイルができています!
 
画像ファイル
 
 
画像ファイルが複数できる場合もありますが、そんな時は「縦横のサイズがExcelで作ったサイズと同じ」ファイルを探しましょう。
 
今回の場合は「2_30904_image002.png」という名前でした。
 
あとはリネームすれば、透過pngファイルの完成です。
 
 

画像に余分な空白ができた場合

作成する画像によっては、画像の下や右側に余分な空白ができる場合があります。 
画像ファイル
余白がわかりやすいように線を付けてます。
 
 
これは「コピー → 図(png形式)で貼り付け → トリミング」することで取り除けます。
ひと手間いりますが、簡単ですよ。
 
  1. Excelで「図形(オブジェクト)や図」を使って、画像にしたいものを作る。
    ここまでは同じです。 
    図形(オブジェクト)や図
     
  2. 作成したものを選択してコピーする。
    右クリックメニューのコピー、CTRL+Cキーなどで。
     
  3. 右クリックメニューで「形式を選択して貼り付け」を選択する。
     
  4. 貼り付ける形式で「図 (PNG)」を選択し、OKボタンをクリックする。
    貼り付ける形式
     
  5. 貼り付けた図をクリックし、リボンメニューの「図ツール(書式) – トリミング」を選択する。
    余分な空白を無くしましょう。 
    図ツール(書式) - トリミング
     
  6. あとの操作は同じです。
    名前を付けて保存 → Webページ (*.htm;*.html) → 再発行(E):シート → 保存でしたね。
 
Excelだけで作った透過pngファイル
 
余白が無くなりました!
 

図形を組み合わせてもOKです

 こんな画像ファイルもできますよ。
 
Excelだけで作った透過pngファイル
 

まとめ

画像ツールを使えば透過画像ファイルは作れるんですが、慣れるまでは操作が大変ですよね。時間もかかりますし。
 
Excelだったら日頃から使ってるので、簡単に画像ファイルを作れると思います。
 
一度、お試しくださいね。
 
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コメント

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  • コメント (6)

    • 匿名
    • 2019年 7月 16日

    pngファイルのやり方はこんなに簡単って、知らなかった。
    本当に勉強になりました。
    ありがとうございます。

      • だーしゅ
      • 2019年 7月 16日

      コメントありがとうございます。

      Excelはいろいろ使えて便利ですね。
      少し裏技っぽいですが、こんな方法もあるということで。

    • tasukete-shimako
    • 2019年 11月 08日

    だーしゅ様

    目に留まると嬉しいです。
    すみません、上記の方法でるとフォルダは作成されず「HTML ドキュメント (.htm)」というのが1つ出来上がるだけです。
    excel2013なのですが、、、なにがダメなのでしょうか泣?
    ご教授頂けると大変ありがたいです。

      • だーしゅ
      • 2019年 11月 08日

      tasukete-shimakoさん、コメントありがとうございます。

      先ほど試してみましたが、記事の内容と同じく「xxx.files」というフォルダができました。
      Excelは同じ2013ですが、何が原因なんでしょうね。。。

      一度、以下をお試しください。
      (1) 「名前を付けて保存」のダイアログボックスで、保存ボタンの左側にある「ツール(L)」をクリックする。
      (2) 「Web オプション」を選択する。
      (3) 「ファイル」タブで、「関連ファイルを一つのフォルダーに保存する(S)」のチェックを外す。
      (4) OKボタンをクリックする。

      この状態で「保存」ボタンをクリックすると、「xxx.files」は作らないで、「xxx.htm」があったフォルダに画像ファイルなどが作成されました。
      これで画像ファイルが無いのであれば、別の理由だと思われます。

        • tasukete-shimako
        • 2019年 11月 10日

        すみません!出来ました!
        丁寧に教えて頂きありがとうございます。
        大変助かりました!!

          • だーしゅ
          • 2019年 11月 11日

          フォルダができない理由は分かりませんが、画像ファイルはできたようですね。
          良かったです。

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