手のひらサイズのパソコン「NUC」の使い道とハードウェア構成を考えてみる
だいぶん前からNUC(Next Unit of Computing)が気になってます。
手のひらサイズの小さなパソコンです。
どこに魅力があるか?
なぜ欲しいのか?
どんな使い道がありそうかを考えてみました。
使い道を考える
最初NUCを見た時に思ったのは「小さくて何かに使えそう!」でした。
自宅には、デスクトップやノートパソコン、タブレットなどがあるので「パソコン自体が無くて欲しい」というワケではありません。
小さくて消費電力も少なそうですので、漠然とですが、常時電源を入れたままの運用、サーバ的な使い方を考えていました。
個人的にはWindowsは普通に使えるんですが、Linuxはあまり使う機会がありません。
仕事でもたまにLinuxを使うことがありますので、勉強したいと考えてました。
習うより慣れろですので、日常的に使うのが一番なのです。
また、最近のLinuxは標準で仮想化機能が付いてますので、これを使えばLinuxとは別に、いつものWindowsを使うこともできそうです。
- ホストOSとしてUbuntu Serverをインストールする。
- 必要に応じて、KVMでWindowsをゲストOSとして仮想化する。
といった感じでしょうか。
ホストOSにWindows、ゲストOSにLinuxも考えましたが、それでは今持っている環境ですぐにできますし、何よりも「電源入れたらすぐLinux」ができません。
Linuxメインで。
使い道はこんな感じです。
ハードウェア構成を考える
基本的にNUCには、ケース+マザーボード+CPUしか付いてません。
パソコンとして動作させるには、最低限メモリとストレージ(HDDかSSD)の追加が必要です。
「使い道」で考えたことを実現するには、メモリは最低でも4GB、できれば8~16GB、ストレージは100GBくらいは欲しいところです。
ファイルサーバ用途として使うのであれば1~2TBあっても良いかも知れません。
デジカメやムービーのファイルサイズはかなり大きいですから。
サイズ的にNUC内へHDDを格納できない場合、外部USBポートがあれば、外付けHDDを付けるのが良さそうです。
構成としては、
- CPU:NUCに付いているが省電力タイプを探す。常時電源オンなので。
- メモリ:8GB。これだけあればゲストOSに4GBは使える。
- ストレージ:SSDなら128GB、HDDなら1TBくらいで。
- ネットワーク:基本は有線LAN。無線LANならどこでも置ける利点あり。
といった感じです。
と、ここまで書いて、自宅には使わなくなったパソコンがあることに気付きました。
WindowsXP時代ですのでCPUはPentiumM、メモリは1GBとスペックはかなり厳し目。
Ubuntuだけであればなんとか行けるかも知れませんが、一番問題なのが消費電力です。
8年ほど前の機種ですので、いくら液晶部を閉じたとしても、一日中使えば電気代が心配です。
やはりNUCの方が良さそうです。
まとめ
CPUも省電力のHaswellを使ってますし。
自宅でLinuxデビューの日も近そうです。
NUCより小さいLIVA?(2024/04/26 1:00 追記)
この記事を書いた後で、LIVAというものがあることを知りました。
■NUCよりも小さいECS「LIVA」、超小型格安PCの性能を探る
スペック的には、CPUは超省電力、メモリは2GB、ストレージ付き、無線LANありと、パソコンとして必要なものはすべて揃ってます!
メモリが少ないので仮想化は厳しそうですが、Linuxだけであれば十分使えそうです。
これは。。。よいかも。。。
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